脳卒中を予防するサプリメントはこれです。

脳卒中とは、脳の血管に障害が起り脳神経細胞に損害を受けたり、脳神経細胞が壊死してしまうことの病気を総称して脳卒中と呼んでいます。
脳卒中は脳血管の動脈硬化にくわえて血栓が出来ることが最大の原因と考えられています。
そして、最大の危険因子は高血圧症といえます。また肥満や喫煙、大量の飲酒、ストレスも高血圧の危険因子ですので、日ごろから、これらの事に気をつけなければなりません。

そこで食事では、青魚、大豆・大豆製品、魚介類、タマネギ、にんにく、きのこ類、海草類を積極的に摂る事によって、動脈硬化や高血圧を予防できる可能性があります。

ただ、例えばEPA/DHAを必要量食事で摂る場合に、サバでは半身以上毎日食べる必要が有ります。
このように、食事で必要量以上に摂取するためにはかなり大変な事で、サプリメントにお願いする事になるわけです。

脳卒中の改善や予防に役立つサプリメント

DHA/EPA

レシチン

ナットウキナーゼ

アリシン

エリタデニン



 

DHA/EPA

DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)はアジ、サバ、イワシなどの背の青い魚に含まれる不飽和脂肪酸のことで、以下の作用が期待されます。

  • 動脈硬化の原因となる血液中のLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪を低下させます。
  • 血栓の予防が期待できます。
  • 血液中のHDL(善玉)コレステロールの増加作用

1日の摂取目標量
DHA : 0.5g~1g
EPA : 特になし

コレステロールには、細胞にコレステロールを運ぶLDL(悪玉)と細胞から余分なコレステロールを回収するLDL(善玉)が有ります。
血液中にコレステロールが過剰だとLDL(悪玉)が増え、血管壁に付着して動脈硬化の原因にもなります。
DHA/EPAの摂取でこれらの改善が期待されます。更にDHAには学習能力の向上や老人性痴呆症の改善、視力回復、アレルギー体質の改善も期待されます。
EPAには肝機能を活性化し脂肪の排泄を促す働きやアトピー性皮膚炎を抑える抗炎症作用も期待されます。

注意:EPAは血栓を予防し血液の流れをスムーズにしますが摂り過ぎると出血した場合血が止まりにくくなります。






 

レシチン

レシチンは大豆などに含まれるリン脂質のことで、リン脂質は細胞や神経細胞の構成成分として欠かせない要素です。
このレシチンは体のなかで水と油を乳化させる働きがあり、血液中のコレステロールを肝臓に運びます。
そしてその結果血管壁に付着しているコレステロールを溶かし、更に肝機能を高め、脂溶性のビタミンA、Eなどの吸収を良くする働きもあります。
レシチンにはこれ以外に脂肪の代謝を促進する物質を作り出すことが確認され肥満の予防や改善にも役立ちます。

1日の摂取目標量
レシチン : 特になし

レシチンには本来混ざり合わない水と油を混ぜ合わせる乳化作用があり、これが血管内に沈着するコレステロールを溶かし、
血管を丈夫にするため動脈硬化や高血圧を予防します。大学の実験では毎日15gのレシチンを摂取した場合中性脂肪が減少し、善玉コレステロールが増加したとの報告があります。
但し、レシチン15gとは大豆にすると750gを食べることになります。






 

ナットウキナーゼ

納豆菌には腸内の腐敗菌の活動を抑え、有害物質の排出を促す作用があり、腸内環境を整え肝臓への負担を軽減させて、老化の防止や免疫力の強化に有効です。
この納豆菌が大豆を醗酵させるときに作られる酵素がナットウキナーゼと言う有効成分です。
このナットウキナーゼは唯一納豆にだけに含まれる酵素で血栓を溶かす働きがあり、脳血栓や心筋梗塞などの予防に有効なほか、血栓症、高血圧の予防と解消、癌、骨粗しょう症を予防します。


1日の摂取目標量
レシチン : 特になし

ナットウキナーゼは酵素のため熱に弱く血栓を溶かす作用は摂取後12時間ぐらいといわれています。
血栓は夜中から朝方に掛けて出来やすいので、ナットウキナーゼに血栓予防を期待する場合は夕食の時に摂る様にすると効果的です。






 

アリシン

にんにくやたまねぎのにおいの成分で、肝臓での脂肪代謝を高め、脂肪燃焼をアップさせます。またこの刺激によってアドレナリンの分泌を促し、脂肪酸分解酵素リパーゼが活性化されて脂肪燃焼を行います。糖質代謝に必要なビタミンB1の吸収作用の維持力を高め、血液の循環を良くし糖質代謝も促進します。


1日の摂取目標量
アリシン : 特になし

アリシンには腸内にすむ悪玉菌の作用を抑える働きや、腸の蠕(ぜん)動運動を促す作用があり、便を排泄(せつ)しやすくして便秘を予防します。また抗酸化作用によって悪玉コレステロールを減らす作用があります。





 

エリタデニン

しいたけ特有の成分で、コレステロールの合成を抑え、動脈硬化の改善と予防、血圧の降下作用、脳血管性痴呆を抑制する効果が期待されます。


1日の摂取目標量
アリシン : 特になし

しいたけの乾燥粉末9g(生では約百グラム)を与えると一週間後に血漿コレステロール濃度が6-12%低下したとの報告がある。
しいたけにも種類がありエリタデニンが普通のしいたけより5~6倍多いエリタデニン高含有シイタケは数分の一の摂取で効果が期待されることになり、またこのしいたけで作られたサプリメントは相当期待できそうです。










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