高血圧症

高血圧症とはどんな病気で予防方法はどうするかを見てみましょう。
○診断基準の変更で日本人の4人に1人は高血圧症であるといわれています。
○脳卒中や心筋梗塞などの重大な病気のおおもとが高血圧症です。
○高血圧症に罹っていても自覚症状が少ないので悪化するまで気づかないのです。


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高血圧症とはどんな病気か

高血圧症とは、血液を送り出すときの圧力が高いという状態を指します。
そして、何故血圧が高いと良くないかと言いますと、血管にかかる圧力が高いと、それだけ血管が傷つけやすいといえるからです。また強い圧力がかかっていると言う事は心臓にもそれだけ負担がかかっていることになります。

高血圧症が引き金となる合併症

高血圧症が引き起こす最大の合併症は動脈硬化です。血管の弾力が失われたり血管が細くなって血液が流れ難くなり血栓が出来て詰まる場合が出てきます。
また強い圧力が血管に加わると、腎臓のように細い血管が集まっている臓器がダメージを受けて高血圧症による腎機能低下や腎不全が発生する事も良くあることです。
また、腹部や胸部の動脈に高血圧によって動脈瘤ができて、それが高血圧症により膨らんで破裂して出血多量で命に係わることも有ります。

こんな症状があったら要注意ですよ!!

  • 大動脈瘤のサイン
    腹部の大動脈瘤が大きくなると、みぞおちの痛みや胸焼けがします。また動脈瘤が破裂すると激痛が起ります。
  • 脳卒中のサイン
    左右どちらかの半身にまひやシビレがあたり、目のかすみがある場合は脳血管に異常が発生した事を示しています。
  • 腎臓病のサイン
    起床時の顔のむくみは腎機能の低下を示しています。
  • 狭心症・心筋梗塞のサイン
    胸の痛みや動悸は心臓の冠動脈に異常が起ったサインで、特に激痛の場合は心筋梗塞の可能性が高いです。
 

運動で治す(予防にもなります)

適度な運動特にウォーキングや軽いランニング、自転車こぎなどには確実に血圧を下げる効果があります。
また、肥満している人にはひざ関節の負担が少ない水泳や水中ウォーキングがお勧めです。
高血圧症の人は肥満の人が多いため、肥満を解消するだけで血圧が下がる事も有ります。
適度の運動は交感神経の働きを抑え結果として血圧を上げる昇圧物質を減らしたり、血圧を下げる物質を増やす事になります。
但し現在高血圧症で治療中の場合は運動をしてはいけない場合もありますので医師に良く相談をしてから実行してください。

適度な運動のメリット

  • 昇圧物質を減らし降圧物質を増やす
    運動によって昇圧ホルモンのノルアドレナリンの分泌を抑える事ができ、血圧を下げるドーパミンやプロスタグランジンなどのホルモンの分泌を促します。
  • 肥満を改善する効果が期待される
    運動不足で肥満している人にはダイエットとしても効果的で体重の減少で血圧も下がる事が期待できます。
  • ストレスが解消される
    精神的なストレスはからだを動かすことでリラックス効果が得られ、結果として血圧が下がることが期待できます。
  • 血糖値やコレステロール値も低下
    運動は血圧だけでなく、血糖値や血中脂質の改善にも有効です。血糖やコレステロールが下がれば動脈硬化の要因を減らす事にもなります。


高血圧症を食べて治す(予防にもなります)

高血圧症の人の食生活では1にも2にも塩分の摂取には気をつけなければいけません。
その塩分摂取は一日あたり5~7グラムを目安とします。
また肥満にも気をつけなければいけないので食べすぎの習慣を改め、減量を心がけなければいけません。
外食が多い人は高カロリー高塩分の物が多いため、塩辛いおかずや味噌汁、スープなどは半分~3分の1ぐらいは残すようにすると効果的です。

塩分含有量が多い日常食品

食品 一食分目安 塩分量
即席中華麺 100g 6.4g
塩いわし 80g 4.9g
そうめん 80g 3.0g
干しうどん 70g 3.0g
梅干 10g 2.2g
辛子明太子 40g 2.2g
たらこ 40g 1.8g
塩昆布 10g 1.8g
塩ほっけ 50g 1.8g
さつま揚げ 90g 1.7g
塩さけ 80g 1.4g
いか塩辛 20g 1.4g
たくあん 30g 1・3g
和菓子のあんこやクッキーのような甘いものには甘さを引き出すために塩分が多く含まれていることがあり、また菓子パンや食パンにも結構塩分は含まれています。

高血圧症の人にお勧めな食品(予防効果も期待されます)

  • 玄米・胚芽米
    ギャバと言う成分に血圧を下げる効果があり、更に血糖値や中性脂肪を減少させる効果があります。また精白米より食物繊維が多い事も上げられます。ギャバはサプリメントで補充することも可能です。
  • そば
    ルチンと言う良質なたんぱく質が細い血管を丈夫にするのに有効で、さらにルチンは昇圧物質の働きを抑制します。大豆タンパクのグリシニンやレシチンはコレステロールを低下する作用があります。ルチンはサプリメントで補充する事が可能です。
  • 魚介類
    いか、たこ、かき、ほたて貝に含まれるシトステロールはコレステロールの上昇をを抑える効果があり、またタウリンには血圧やコレステロールを低下させる効果があります。シトステロール、タウリンはサプリメントで補充することも可能です。
  • 牛乳・乳製品
    良質のたんぱく質が多く含まれ、また豊富なカルシュウムが塩分過多による害を防ぎます。またヨーグルトの乳酸菌は動脈硬化予防に役立ちます。カルシュウムや乳酸菌はサプリメントで補充することも可能です。
  • 緑黄色野菜
    あしたば、ほうれんそう、春菊などには抗酸化ビタミンが豊富で動脈硬化予防に有効です。あしたばのニコチアナミンには降圧作用があります。においの基となる成分にはコレステロールを下げる働きがあり、スコルジニンは血管を広げ、血圧を下げる効果があります。あしたばはサプリメントで補充することも可能です。
  • じゃがいも
    豊富なカリウムは塩分の排出を助けます。またクロロゲン酸というポリフェノールを含み動脈硬化の予防と改善に役立ちます。
  • 海草類
    ヌルヌルした食物繊維はナトリウムの排出を助け血圧を下げます。アルギン酸、アラニン、ラミニンなどのアミノ酸には降圧作用があります。アルギン酸、アラニンはサプリメントで補充することも可能です。
  • とまと
    抗酸化作用のあるリコピン、βーカロテン、ビタミンCが多く動脈硬化を改善するまたカリュウムも多く塩分の排出を助けます。リコピン、βーカロテン、ビタミンCはサプリメントで補充することも可能です。
  • かんきつ類
    オレンジやグレープフルーツにはビタミンC、βークリプトキサンチン、リモノイドなどの抗酸化物質が多く、動脈硬化に作用します。またカリュウムの補給にも有効です。ビタミンCはサプリメントで補充することも可能です。

  • お酢の主成分である酢酸が血圧の上昇に大きく関係するレニン・アンジオテンシン系いう血圧調節機構に直接働き掛けて抑える効果があります。

高血圧症の人にお勧めなトクホ食品(予防にも効果が期待されます)

健康効果を厚生労働省が認可した特定保健用食品には、血圧が高めの人に適したものがいくつか出ております。有効とされる成分はペプチドでこのペプチドを含む粉末ペプチドスープや粉末味噌汁、清涼飲料、乳酸菌飲料などが出ています。またゲニポシド酸も有効成分でこれは杜仲茶に含まれています。



努力した割に効果が無かった人は以下を試してみたら

上記は一般的に高血圧を下げる可能性が高いと一般的に言われている項目を上げています。
しかしどれをどのくらい摂取したら効果が出るのかとか、じゃあ、運動はしなくていけないの?とかなかなか分からない事だらけが本当の所と思います。

塩の摂取を抑えるような指導を病院や厚生労働省などが言っていますが、味気も無い食事を続け塩の摂取を抑えても血圧が下がらない事が実感ではないでしょうか?

筆者も脳出血で入院した後で色々と減塩や食事に気をつけてやっていましたが、いまいちしっかりとした実感が出てきていませんでした。


塩の為に血圧が上がると言うのは、食塩感受性が有る人で、統計的には日本人では20%程度だと言うのです。
後の80%の日本人は特に食塩とな関係なく血圧が上がると言う本態性高血圧と言う事になっていて、これまでの食生活などのいわゆる生活習慣と深いつながりが有りそうです。

生活習慣特に食生活を少し変えることで(運動もちょっとはする必要はありか・・)血圧が下がり、高血圧体質が改善出来たらとてもありがたいと考えていたところ、最近効果的に血圧をしかも短期間に下げたいと言う要望にこたえた情報が有りました


  • 運動や食事制限をやりたくない、でも高血圧を改善したい
  • 塩分を減らしたり、食生活に気を付けても血圧が下がらない
  • 運動をしても血圧が下がらない
  • 降圧剤はお金がかかるし、副作用が怖いのでやめたい

    以上のような人は結果が出ている以下を試してみてはどうでしょうか。
    1日5分カンタンストレッチで血圧を下げる

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